私が離婚するまで。

離婚ってしんどい。離婚するまでつづります。

離婚したかったのは、どっち?2

沢山喧嘩した。

子供のこと考えろ。

簡単に離婚なんて言うな。

旦那さんにはそう言われた。

子供のこと考えろなんて、どの口が。

私はそう思っていた。

あなたが子供のこと考えてくれてれば、もっと育児に協力してくれたはず。

してくれなかったから、私は離婚したいとまで思ってるのに。

私の気持ちなんて全然伝わってない。

旦那さんは自分勝手だ。

育児も家事も協力的じゃないくせに、よくも子供のこと考えろなんて言えたな。

 

どんどん旦那さんのことを嫌いになり、とにかく別れて欲しいと思った。

親権さえくれれば、他は何も要らない。

養育費なんか要らない。

もう一切関わりたくない。

 

旦那さんのお父さんから電話がきた。

考え直しなさい。子供のこと考えなさい。と。

それにも腹が立った。

それは、あなたの息子に言うことじゃないの?

何故私に言うの?

そもそも夫婦喧嘩に親が出てくるの?

全く理解出来なかった。

 

そんなやりとりを約半年続けた。

私は実家に帰り、別居状態。

別居していても、LINEや電話で喧嘩ばかり。

 

それでも育児休暇明けの復帰をしなければならないので、保育園の申し込みや会社へ復帰の話し合いに行ったりしていた。

気付けば子供はあっと言う間に成長していて、一人でいろんなことが出来るようになっていた。

育児がとても楽になっていたのだった。

産後のホルモンバランスも少しずつ整ってきたのか、離婚したい気持ちも薄れてきて、仕事復帰もあるので旦那さんとの家に帰った。

 

でもその頃には旦那さんは離婚で意思が固まっており、帰ってきた私に、

何故勝手に帰ってきて、勝手に家事してるんだ。

もう離婚するのに。

そう腹が立ったらしい。

 

それでも子供はかわいくて、歩けるようになって、夜泣きもしない比較的育てやすい子供を旦那さんもとてもよく可愛がっていた。

子供はとても旦那さんに懐いていて、彼が仕事で家を出ると泣く。

そんな子供を見ていたら、私は、離婚してはいけないと思うようになった。

 

旦那さんに、離婚を考え直すように伝えたけど、彼の気持ちは変わらなかった。

離婚する、しないを繰り返して、精神的に疲れてしまったようだった。

もうちゃんと別れよう、と。

養育費も払うから。

そう言われ、離婚協議書にサインするように迫られた。

 

突然怖くなった。

不安になった。

私は自分勝手だったんだと初めて理解した。

 

今の旦那さんは、私が別れたいと言っていた頃の自分のようで、とにかく離婚したい。そう言ってる。

私が泣いて縋っても、もうどうにもならない。

あの頃の私と同じ気持ちなら、もう離婚してあげることの方が、旦那さんの為になる。

彼を精神的に追い詰めているのは私と結婚しているということ自体で、とにかく別れてあげなければ、彼を苦しめるものは取り除けない。

 

そういう結論に私の中で至った。

離婚届と、協議書にサインをした。

あとは彼のサインだけ。

そして離婚届を提出するだけ。

 

この一週間で、引っ越しの見積もりを取ってる。

凄く寂しい。

ああ、私出て行かなきゃいけないんだ。

辛い。

子供に寂しい思いをさせることも、自分が依存する相手が居なくなることも。

 

私は旦那さんに依存している。

彼をダメにしてる。

私が居ない方が、彼にとっては幸せなんだ。

 

今はそう思ってる。

一度は離婚したいと思った相手だけど、好きな気持ちがないわけじゃなかった。

好きだから腹が立った。

二人の子供なのに、どうして手伝ってくれないんだと。

自分が依存していたことにも、欝になっていたことにも、気付くのが遅かった。

 

後悔はしてる。

でも、彼のことを思うと別れるしかない。

引っ越しまであと一週間。

少しだけど、彼との時間を大切にしたい。